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江戸川出身で、法学と外国語と体育の学部を卒業したお魚さんがお話しします。

英語発音講座 ②発音記号 母音編

こんにちは。こんばんは。お魚さんだよ。

おまたせしてしまったけど、今回は前回(下記記事)の続きである、母音を紹介していくよ。

英語発音講座 ①発音記号 子音編 - えどけーしょん.com

f:id:edocation:20190505014227j:plain母音は、発音を英語の発音たらしめるのにとても重要だから、日本語との違いに注意してみていこうね。

 

発音記号一覧とそれぞれの読み方(母音編)

母音というのは、前回の記事でもご紹介したように日本語で言う「ア・イ・ウ・エ・オ」の音です。

※ちなみに、日本語のあ行以外の音は基本的に子音+母音のセットで成り立っています。

→例:/ t /+/ a /で「た」、/ ʧ /+/ i /で「ち」など

 

「英語らしく聞こえる発音」のキーとなるのは、母音です。
これまで見てきたように、子音は日本語にも近い音が多いですが、母音は日本語とは異なる響きの音が多いです。
また、別の記事でもまたご紹介はしますが言語の訛りが最も大きく出るのが母音と言われています。(そのためにモデルとなる英語を作る必要もあるのですが…こちらもまた別の機会にご紹介します)


カタカナ英語脱却の大事なファクターの一つとなりますので、意識して練習していきましょう。

 

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母音一覧表。表中の位置は、左向きの人の顔を横から見た際の舌のおおよその位置を表しています。

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母音一覧

/ iː / と / i /

まず記号の説明ですが、「ː」は伸ばすことを表します。(コロンではなく、三角形2つです!)
iːとiの違いは、「いー」と伸ばすか「い」と伸ばさないかです。

発音の方法ですが、日本語の「い」ではなく「い」と若干の「ぇ」が混ざっているという感覚で聞きながら練習していくといいかと思います。

例としては、「bit」や「beat」、「insist」や「receive」が挙げられます。

 

/ e /

eは、奇跡的に日本語の「え」と同じ発音です!そのため詳しい説明は割愛します。

 

/ ei /

eiは二重母音と言われる母音で、eと強く発音した後にiと弱く発音します。
そのため、一覧中の舌の位置はeとiの真ん中あたりとなります。

 

「agent」、「Raymond」、「main」などが例ですが、読み方の注意としてカタカナ語の「エージェント」や「メーン」のように、「エー」と伸ばした音ではなく「エィ」となる点に留意してください。

 

/ æ /

けっこう英語の授業で取り上げられて、記憶にある方もいらっしゃるであろう、æです。
aとeがくっついている見た目のとおり、「a」と「e」の中間の音となります。(ただし、a寄りです)
「あ」の口で「え」と言ってみると近い音が出せると思います。

 

「cap」、「map」、「actor」など、実は綴りがaになっているところは「あ」に近い音ではなくæとなる場合が多いんです。

 

/ ə /

əは曖昧母音や弱母音とも呼ばれます。
その名のとおりはっきりした音がないのが特徴で、日本語話者からすると捉えにくいかもしれません。
が、次回の記事でご紹介するアクセントをつける際に重要となってくるケースもあるため、əはしっかり理解しておく必要があります。

 

読み方自体は簡単で、千と○尋の映画に出てくる黒ずくめで仮面の人のような「あ…あ…」という力のない声がəです。お腹を軽く殴ったときに出る声も近いかもしれません。
一覧表の中でもド真ん中に位置しているとおり、舌はどこにも動かしません。

 

例としては、「among」のaのところや「sofa」のaのところが挙げられます。

 

/ ʌ /

ʌは、短く「アッ」と発するような音声です。

「luck」や「but」などのように、uで表記されているところは「ウ」の音のケースとʌの音であるケースがあるため、注意が必要かもしれません。

 

/ uː / と / u /

日本語でいう「うー」と「う」に近いuːとuですが、日本語よりも唇を丸めることを意識してください。
※ちなみに、一覧表中の右上、uː、u、ɔ、ɔuのみが母音の中で唇の丸めを伴います。

また、uは「う」に若干の「ぉ」が混ざっている感覚で聞きながら練習していくと耳と口が慣れていくと思います。

uːの例としては「boot」や「group」、uの例としては「cook」や「put」などが挙げられます。

 

/ ɔ(ː) /

ɔ、もしくはɔːですが、読み方としては日本語の「お」よりも少し口を大きく開けて発音します。
唇は丸めつつという意識を忘れずに練習してみてください。

例としては「bought」や「caught」、「law」が挙げられます。

 

/ ɔu /

ɔuもei同様二重母音で、読み方としてはɔを強く発音した後にuと弱く発音します。
そのため、一覧表中ではɔとuの間に位置しています。

ei同様、「オー」ではなく「オゥ」と母音が二種類発音されることを意識してください。
例としては「boat」、「grow」、「note」などが挙げられます。

 

/ α /

αは、口を「あ」の形にして、舌を後ろの方で発声します。

例としては「hot」や「body」などが挙げられます。意外と綴りがaで読み方がαのものはほとんどないんです。

また、ʌと混同しやすいため注意してください。
「join us」と言ったつもりが、「join ass(お尻)」になってしまい、ヘンテコな意味で通じてしまうかもしれません。。。

 

発音記号のまとめ

ここまで、2つの記事にわたって長々と発音記号について見てきたため、一旦まとめますね。
• 発音記号はスピーキング・リスニング力を伸ばす上で重要!
• 発音記号の中でも母音と子音に分類できる。母音は日本語でいう「アイウエオ」、子音はそれ以外の音
• 子音の中でも、有声音と無声音に分類できる。有声音は発声時に喉が震える音、無声音は震えない音
• 母音は「英語らしく聞こえる音」を発声するためにも重要

 

 

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発音記号のことはひととおり見てきたので、今日はここまでにしようか。

次回の英語編では発音記号のアクセントやストレスについて紹介するよ~。

お魚さんへの質問も、どしどしコメントで募集しているよ。寂しいので基本何でも答えるよ。

Stay tuned!